鳩は菌だらけ!鳩から感染する病気とは?ペットに害はある?
家のベランダの手すりに
鳩のフンが!
皆さんは鳩のフンの近くを通ったことはありますか?
または自宅の屋根や自家用車にフンをされた経験はないでしょうか?
・鳩のフンにはどんな菌があるか知りたい
・経路で人に感染するか知りたい
・ペットには害がないのか知りたい
今回は、鳩の糞が持っている菌と菌がもたらす病気についてのご紹介します。
鳩は菌だらけ!
鳩のフン害は菌が多く、感染症にかかる可能性があります。
フンが乾燥しても菌が死滅するわけでありません。
フンには菌がいっぱい!
乾燥しても菌は死なない
から注意!
フンがどのような経路で人に感染するか
感染経路で気を付けないといけないのは、乾燥したフンです。
乾燥したフンは細かい塵(ちり)となって空中に浮遊します。
フンの塵にはカビや病原菌がたくさん含まれています。
それらが鼻や口から肺に吸い込まれると、肺の粘膜によって感染菌が増殖してしまいます。
鳩のフンは菌がいっぱい!
乾燥して菌が広がってしまうよ
鳩のフンから感染する病気 6つ
トキソプラズマ症
トキソプラズマは全人類の30%~50%が感染していると言われ、広く蔓延しています。
感染するとほとんど無兆候に留まりますが、発熱や頭痛、倦怠感といった軽いインフルエンザのような症状が出ます。
トキソプラズマ症:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリプトコックス症
クリプトコックス症はカビによる感染症です。
乾燥に強く、2年以上も菌が生存するのが特徴です。
ハトなどの鳥の糞で、汚染されている土に含まれていることがあり、乾燥したハトの糞がホコリと一緒に人体に吸入されて発病します。
症状は発熱や皮膚炎、胸の痛みを伴う肺炎を引き起こすことがあります。
クリプトコックス症:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒストプラズマ病
ヒストプラズマ病はヒストプラズマ真菌というカビの一種で、
ハトの糞などに含まれる菌を大量に吸入した際に感染することがあります。
感染するとインフルエンザに似た症状のほか、結核に似た症状が起こります。
数週間で治ることが多いですが、
鳥インフルエンザ
しばしばニュースで取り上げられることが多く
有名なのがインフルエンザウイルスです。
主に鳥類に感染し、人間への感染リスクは極めて低いウイルスですが、
人間が感染した事例も報告されています。
人間から人間に感染できるように、ウイルスが変異することも考えられます。
鳥インフルエンザ:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サルモネラ食中毒
サルモネラ菌は食中毒症状を引き起こすウイルスです。
ハトの2割程度がこの菌を保有しているとされ、
胃腸炎や強い腹痛、下痢、吐き気、発熱といった症状が見られます。
サルモネラ:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オウム病
鳩もオウム病の病原菌を保有している場合があります。
鳥だけではなく人間にも感染します。
感染経路としては、病鳥の排泄物からの吸入が最も多いとされています。
感染するとインフルエンザのような症状を人間に引き起こし、
治療が遅れてしまうと、肺炎や気管支炎などの疾患を示すことがあります。
オウム病:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペットには害はないの?
今までは鳩から人へ感染するウイルスをご紹介しましたが、
自宅にペットがいらっしゃる方は以下のことも注意しましょう。
ノミやダニにも注意!
鳥の羽毛にはノミやダニが寄生していることが多いです。
ノミは、人、犬、猫など、さまざまな動物に寄生して血を吸います。
人間にも害がありますが、動物にも寄生する可能性があるため注意が必要です。
フンだけではなく、鳩の羽も触らないように気をつけましょう。
ノミやダニか…
鳩の羽も注意したいね
不衛生な生活環境になっていないか?
鳩が住み着く場所というのはフンや抜けた羽が落ちて汚れています。
ベランダや玄関がそのようになっている場合、ペットにも健康的な被害を及ぼす可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した菌は、以下の通りになります。
そのほかにも、ノミやダニの危険性をお伝えしました。
鳩の持つ病気は多く、ウイルスに感染する可能性も低くはありません。
なるべく鳩に近寄らないように
清潔な状態を保つことが大切だね
鳩の持つ菌で病気に感染しないためにも、
鳩が住み着いたり、寄り付かない環境を作ることが大切です。
以上です!最後までご覧いただきありがとうございました!